低次元空間での擬似高フレームレート化による高時間分解能イベントタイミング検出技術の提案

松本 鮎美  三上 弾  木全 英明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J101-D   No.10   pp.1448-1461
発行日: 2018/10/01
Online ISSN: 1881-0225
DOI: 10.14923/transinfj.2017JDP7099
論文種別: 論文
専門分野: 画像認識,コンピュータビジョン
キーワード: 
イベントタイミング検出,  次元削減,  スポーツ映像解析,  動作解析,  

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あらまし: 
本論文では,スポーツ映像を対象として,動作中のイベントの発生タイミングを時間的に詳細に検出することを目指し,映像を疑似的に高フレームレート化した上で,高フレームレート化された映像からイベントを検出する手法を提案する.一般的に,スポーツの動作は非常に高速である.例えば野球において投手のボールのリリースタイミングを分析することを考えると,フレームとフレームの間で撮影されていない可能性がある.一般的な映像からのイベント検出手法の時間分解能は映像のフレームレートに制約されてしまう.この問題を解決するために我々は,低次元特徴に着目し,低次元特徴空間における映像の疑似高フレームレート化による高い時間分解能でのイベントタイミング検出方法を提案する.これは,映像をダイナミックスを保持したまま低次元特徴空間へマッピングするものであり,これにより高フレームレート化が容易となり,フレームレートより詳細なレベルでのイベントのタイミング検出が可能となる.更に,クラスタリングによるアノテーションを行うデータの自動抽出と,ストリームデータに対する逐次的なアノテーションの導入により,実環境での利用への拡張を行う.