電気光学計測による準ミリ波FMCWレーダ電界の可視化

山口 航輝  久武 信太郎  内田 裕久  東條 誠  及川 陽一  宮地 邦男  永妻 忠夫  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J101-C   No.9   pp.336-343
公開日: 2018/08/09
Online ISSN: 1881-0217
DOI: 
論文種別: 招待論文
専門分野: レーザ・量子エレクトロニクス
キーワード: 
EO計測,  非同期計測,  FMCW信号,  車載ミリ波レーダ,  電界計測,  

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あらまし: 
車載ミリ波レーダは自動車の安心・安全運転を支援しており,近年,自動運転実現への社会的ニーズの高まりにより,更なる高性能化を目指した研究開発が盛んである.ミリ波レーダは,実車搭載時における電波放射特性の確保が課題であり,放射電界の空間分布計測は,周囲の車両部品の影響を実際の環境下で評価できる点で有効である.我々は,現在広く普及している周波数変調連続波(Frequency Modulated Continuous Wave: FMCW)方式レーダを対象とした,非同期電気光学(Electrooptic: EO)計測システムの開発を進めている.本論文では,フィードバック制御に基づく準ミリ波FMCWレーダ電界の可視化技術について紹介する.検出信号のドリフトを抑制することで測定の長期安定化が実現される.本技術に基づき標準ゲインホーンアンテナから放射される中心周波数24 GHz,周波数偏移幅160 MHz,変調周波数400 HzのFMCW信号の電界分布イメージングを行った結果,電磁界シミュレーションによる結果と良く一致し,本計測技術の有効性が示された.