直交補空間とユニタリ変換を利用したRV-MUSIC法の性能向上

松原 隆  園山 浩司  黒川 恭一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.9   pp.780-789
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018APP0004
論文種別: 特集論文 (次世代無線技術のためのアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
MUSIC法,  Real-Valued MUSIC (RV-MUSIC)法,  Unitary-MUSIC法,  ユニタリ変換,  到来方向推定,  アレーアンテナ,  直交補空間,  

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あらまし: 
アレーアンテナによる到来波の到来方向推定法としてMUSIC法,ESPRIT法などがある.MUSIC法は多くの角度に対するスペクトルを計算するため,大きな計算量を必要とする.RV-MUSIC (Real-Valued MUSIC)法は受信信号の相関行列の実部のみまたは虚部のみを用い,MUSIC法の半分の範囲に対してスペクトル計算をする手法であるため,MUSIC法に比べ計算量が少なく,低雑音環境であればMUSIC法と同等の推定精度である.しかし,高雑音環境下ではMUSIC法より推定精度が低くなる.そこで,RV-MUSIC法に直交補空間とユニタリ変換を用いることにより,計算量と推定精度においてRV-MUSIC法より優れた手法を提案する.