波高変動を考慮したSHF帯における海上伝搬特性モデル

佐々木 元晴  鷹取 泰司  山田 渉  北 直樹  鬼沢 武  瀬島 孝太  石井 勝己  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.9   pp.675-684
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018APP0003
論文種別: 特集論文 (次世代無線技術のためのアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
電波伝搬,  SHF帯,  海上伝搬特性,  潮位変動,  降雨減衰,  波高,  

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あらまし: 
5GHz帯と25GHz帯を用いた長崎県沿岸の海上伝搬特性の測定結果を示すとともに,この海上伝搬特性を計算可能な伝搬モデルを提案した.測定の結果,SHF帯では潮位変動に伴うフェージングが発生するが,波高が高い場合には変動幅が小さくなり,より複雑なフェージングとなることを明らかにした.また,降雨減衰の影響についても併せて示した.更に,これらの影響を2波モデルに取り入れることで測定結果との比較を行った.その結果,従来報告されていた潮位変動による直接波と海面反射波の経路差の変化,及び降雨減衰の影響に加え,新たに波高の変動に伴う海面反射の実効反射係数の変化を考慮することで,SHF帯の海上伝搬特性を精度よく計算可能であることを示した.