パルス圧縮と時間領域処理を用いた不要反射波の除去による広帯域アンテナの遠方界アンテナ係数推定法

黒川 悟  廣瀬 雅信  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.9   pp.660-674
発行日: 2018/09/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018API0003
論文種別: 招待論文 (次世代無線技術のためのアンテナ・伝搬及び関連システムの論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
アンテナ振幅中心,  アンテナ位相中心,  放射EMI,  広帯域アンテナ,  複合アンテナ,  アンテナ係数,  時間領域測定,  時間領域処理,  パルス圧縮,  自由空間アンテナ係数,  

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あらまし: 
アンテナの遠方界利得,遠方界アンテナ係数算出法として,アンテナ振幅中心を考慮したFriisの伝送公式を用いた手法を示した.それを用いた比較的近距離での放射EMI測定用広帯域アンテナの遠方界アンテナ係数算出結果をモーメント法により示した.更に,オープンサイトで広帯域アンテナを校正することを想定し,金属床面から到来する不要反射波を測定結果から時間領域処理とウイナーフィルタによるパルス圧縮処理により取り除き,自由空間伝播波を推定する手法を説明した.測定は,グランドプレーン上8 mの高さに被測定アンテナを設置することにより行い,アンテナ間距離10 mで自由空間伝搬波を算出可能であり,また,振幅中心を考慮した遠方界アンテナ係数算出が可能であることを示した.