光通信網の経済的な構築を可能とする細径高密度光ファイバケーブルの設計

山田 裕介  戸毛 邦弘  泉田 史  白木 和之  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.8   pp.592-602
発行日: 2018/08/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBI0003
論文種別: 招待論文
専門分野: 
キーワード: 
光ファイバケーブル,  間欠接着型光ファイバテープ,  低曲げ損失光ファイバ,  空間多重,  

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あらまし: 
これまでの光ファイバケーブルは,光ファイバを外力から保護し,心線を整列させて実装する構造が主流となっており,細径高密度化には限界があった.本論文では,光ファイバケーブルを幾何学的な限界まで細径高密度化することを目指し,光ファイバのみを高密度に集合した構造の光ファイバケーブル及び一括接続作業性と高密度実装を両立可能な新たな構造の光ファイバテープの設計技術について述べる.安定な特性を確保するために,ケーブル化及び温度変化時における光損失特性から,光ファイバに必要な曲げ損失特性を明らかにした.また,間欠テープの設計においては,高密度に実装された間欠テープの構造とひずみの関係及び,間欠テープの接着寸法と接続作業性の関係を把握し,設計可能範囲を明らかにした.更に,細径高密度光ファイバケーブルの特徴を活かした,架空区間での施工性向上,管路スペースの有効利用の実用例について述べる.