広域測定データ収集のためのDTNを用いた参加型センシング

大西 裕  朝香 卓也  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.7   pp.574-583
発行日: 2018/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBP3062
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
参加型センシング,  モバイルセンシング,  DTN,  データ収集法,  

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あらまし: 
センサを備える高機能携帯端末の普及により,スマートフォンを用いてセンサ情報の収集を行う参加型センシングが注目されている.低コストで広範囲をセンシング可能という利点がある反面,常に観測者が存在するとは限らないため,観測に抜けのある地域のデータ収集が課題となっている.更に,災害時や地下等のネットワークインフラの機能しない環境下でどのようにデータ収集を行うかという課題がある.本研究の目的は,ユーザの行動範囲を超える広域なデータを収集することであり,そのための手法として,参加型センシングとDelay Tolerant Networking (DTN)を用いる方式を提案する.また,提案方式の有用性をシミュレーションにより検証した結果,DTNのEpidemic Routing, Spray and Waitを用いて収集を行った場合と比較して高精度なデータ収集を実現することが確認できた.