IEEE802.11ac無線LANのMU-MIMOダウンリンク伝送における動的フレームアグリゲーションサイズ選択によるスループット改善手法

森山 友和  山本 嶺  大坐畠 智  加藤 聰彦  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.7   pp.558-569
発行日: 2018/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017WFP0008
論文種別: 特集論文 (通信の未来をつくる若手研究者のための論文特集)
専門分野: 地上無線通信,放送技術
キーワード: 
無線LAN,  IEEE 802.11ac,  MU-MIMO,  フレームアグリゲーション,  

本文: PDF(1.2MB)
>>論文を購入


あらまし: 
IEEE802.11acに準拠する無線LANにおいて導入されたMU-MIMOダウンリンク伝送では,同時伝送するフレームの伝送時間が異なる場合,各空間ストリームにおいてチャネルの利用効率が低下する.この問題に対し,フレームアグリゲーションのサイズを縮小させ,各フレームの伝送時間を揃える手法が提案されている.しかし,連続トラヒックを想定すると,総送信データ量を制限することになるため,キューイングされるパケット数が増加し遅延時間が増加する.そこで本論文では,フレームアグリゲーションサイズをNash交渉解を用いて定めるアプローチと,転送時間の平均値を利用して定めるアプローチという,二種類の動的なフレームアグリゲーションサイズ選択手法を提案する.計算機シミュレーションを用いた性能評価を行い,提案手法がスループット特性を改善させることを示し,遅延時間を減少させることを示す.