TDM-MIMOレーダによる移動ターゲットのDOA推定誤差解析

大橋 卓  山田 寛喜  山口 芳雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.7   pp.528-538
発行日: 2018/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017WFP0001
論文種別: 特集論文 (通信の未来をつくる若手研究者のための論文特集)
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
MIMOレーダ,  時分割多重,  DOA推定,  移動ターゲット,  

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あらまし: 
Multiple-Input Multiple-Output (MIMO)レーダは少ない実素子数で仮想的に受信素子数を増加できるため到来方向(Direction-of-Arrival, DOA)推定精度を改善できる.MIMOレーダを実現するには適切な受信信号分離技術が必要である.時分割多重(Time Division Multiplexing, TDM)方式を利用する場合,受信信号は混信が生じないほか,ハードウェアや信号処理の計算負荷も小さいため,容易にMIMOレーダを実現できる.しかし,このTDM-MIMOレーダを用いて移動ターゲットのDOA推定を行う場合は推定誤差が生じる.そのため,移動ターゲットが及ぼす推定誤差が生じない適切な時間間隔で送信を行う必要がある.本論文ではTDM-MIMOレーダにおいて移動ターゲットのDOA推定を行う場合の推定誤差について検討を行う.また,推定誤差の近似式を導出し,移動ターゲットの推定を行うために必要なパラメータについて検討を行う.