コネクテッドカーサービス実現に向けたLTE V2X技術

工藤 理一  安川 真平  丸小 倫己  Huan WANG  永田 聡  中村 武宏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.6   pp.417-433
発行日: 2018/06/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBI0002
論文種別: 招待論文
専門分野: 
キーワード: 
LTE V2X,  コネクテッドカー,  ITS,  DSRC,  3GPP,  

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あらまし: 
高度道路交通システム(ITS: Intelligent Transport Systems)の更なる発展のため,車とあらゆるものを接続するV2X(Vehicle to Everything)通信を利用したコネクテッドカーのサービスに期待が高まっている.日本は官民ITS構想・ロードマップにおいて,世界一のITSを構築・維持することを目標に掲げており,これまで自動料金収集(ETC: Electronic Toll Collection System)のARIB STD-T75や,ITSコネクトではIEEE802.11技術が実用化されるなど無線通信の利用は着実に拡大しつつある.このような中,3GPP(Third Generation Partnership Project)において,LTE(Long Term Evolution)のセルラー通信・端末間の直接通信を用いたLTE V2X通信の検討が進み,2017年3月にコア技術の仕様化が完了した.LTE V2Xは,携帯基地局とのUplink/Downlink通信と,車両同士の狭域での直接通信の両方をサポートしており,安全にかかわるユースケースの利用について検討が進んでいる.本論文では,3GPP Release 14におけるLTE-V2X標準化概要について,これまでのITSにおける通信技術と比較しつつ解説し,LTE V2X技術の各要素技術等について計算機シミュレーションにより評価した結果を示し,その特徴を明らかにする.