通信処理を考慮したバックグラウンドタスクの一括実行スケジューリングによるAndroid端末の省電力化

川西 将輝  森野 博章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.5   pp.396-404
発行日: 2018/05/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017MOP0008
論文種別: 特集論文 (IoT/5Gの進展を担うモバイルネットワークとアプリケーション論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
Android OS,  バックグラウンド処理,  通信,  消費電力,  アラーム,  バッチ,  

本文: PDF(757.6KB)
>>論文を購入


あらまし: 
SNSを始めとしてユーザへリアルタイム通知を行うスマートフォンアプリケーションが広く利用されている.これらはユーザが端末を操作しない時間帯でもバックグラウンドで定期的にサーバとの間で通信を行うため通知を行うアプリケーションが端末内で複数動作すると消費電力が増加する.本論文ではAndroid OSを対象としてこの問題を緩和するため,複数のバックグラウンド処理を一括実行するバッチ方式に着目し,事前の調査に基づいて高い確率で通信を行うことが予想できるバックグラウンド処理を可能な限り一つのバッチで一括実行するようにスケジューリングを行う手法を提案する.本方式を実機に実装し模擬アプリケーションを実行させて性能評価を行い,実行予定時刻の早い順に一括実行する既存のバッチ方式と比較して消費電力が低減されることを示す.