バイアス誤差を同時推定するTDOA測位方式

宮崎 裕己  小菅 義夫  田中 俊幸  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.3   pp.264-275
発行日: 2018/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBP3046
論文種別: 論文
専門分野: 計測,探査
キーワード: 
TDOA,  測位,  マルチパス,  時計バイアス誤差,  誤差解析,  Wide Area Multilateration,  

本文: PDF(784.7KB)
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あらまし: 
TDOA(Time Difference of Arrival)測位では,異なる位置に配置された複数の受信局で目標からの電波を受信し,その電波到達時刻差から目標の位置を推定する.このTDOA測位は,電波の送信時刻を必要としない利点をもつため,移動端末の位置提供サービスや航空機監視システムに有効に活用されている.TDOA測位では,受信局間の時刻同期やマルチパスなどに起因する時計バイアス誤差が受信局に発生し,これに伴う測位誤差の増大が課題となっている.そこで本論文では,時計バイアス誤差をもつ受信局が存在する場合に,この誤差値を推定しながらTDOA測位を行う方式を提案する.そして,本方式を適用した場合の測位精度について説明する.また,計算機シミュレーションにより,時計バイアス誤差推定の評価と本方式の原理検証を行った結果を示す.