差動伝送線路への周期構造導入によるクロストーク抑制

竹田 大晃  五百旗頭 健吾  豊田 啓孝  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.3   pp.212-219
発行日: 2018/03/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017PEP0001
論文種別: 特集論文 (Eシステムを支えるEMC技術論文特集)
専門分野: 電磁環境・EMC
キーワード: 
クロストーク,  信号品質,  周期構造,  反射,  実効的な特性インピーダンス,  

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あらまし: 
線路密集部では線路間の電磁結合が強くなるため,クロストークが増大する.そこで,差動伝送線路の外側に凹凸の周期構造を設けることによるクロストーク抑制を提案する.評価には3次元電磁界シミュレータ(HFSS)を用いた.まず,周期構造導入による伝送特性評価の観点から,次の2点について検討した.一つは実効的な特性インピーダンスと構造パラメータとの関係である.もう一つは線路としての上限周波数を決定する周期構造の周期の長さに関する検討である.その上で,クロストークの評価を行ったところ,通常の差動伝送線路と同等か,またはそれ以上の反射・伝送特性でありながら,線路間を狭めてもクロストークはあまり発生しない結果が得られた.そして,今回検討を行った構造パラメータでは,配線密度は約20%向上した.