フェーズドアレーアンテナを用いて変調処理を行う送信システムにおける変調方式の検討

後藤 準  紀平 一成  高橋 徹  大塚 昌孝  宮下 裕章  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.2   pp.187-193
発行日: 2018/02/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBP3028
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
アレーアンテナ,  変調,  信号点配置,  送信システム,  通信可能領域,  

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あらまし: 
従来,アレーアンテナの各素子アンテナに入力される搬送波信号に対し移相器等の設定値を時分割で切り替えることにより変調信号を作り出す送信システムが提案されている.このシステムでは,変調信号における各信号点の振幅及び位相と,アレーアンテナを励振したときの所望方向における合成電界の振幅及び位相とがそれぞれ対応する励振振幅位相分布の組合せを算出・設定する.所望方向においては所望の信号点配置となり,所望方向外では信号点配置が乱れる.すなわち,通信可能領域を限定させることが可能となる.ただし,従来のシステムでは既存のQPSKなどが用られアンテナの動作利得が低いため伝送距離が短いという課題があった.本報告では,通信可能領域を維持しつつ伝送距離を増大する新たな変調方式について提案し,シミュレーション及び実験によりその有効性を検証する.