継続的安定運用を目指した大規模通信システムの開発手法と評価

菊間 一宏  篠田 貴彦  上田 清志  福田 晃  
(システム開発・ソフトウェア開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.12   pp.1065-1082
発行日: 2018/12/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018JBP3007
論文種別: 論文
専門分野: ネットワーク
キーワード: 
NGN,  大規模ウォーターフォールモデル開発,  ソフトウェア品質評価,  

本文: PDF(3MB)
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あらまし: 
通信キャリアのネットワークは電話サービスからインターネットの基盤へとその役割が移行し,映像コンテンツ配信等によって急速に拡大するトラヒック量に対応した設備投資を余儀なくされ,経営的に通信システム全体のコスト削減が求められている.通信システムにおけるソフトウェアは様々なサービス要件に対応していくため,大規模化・複雑化が進んでおり,開発コストや開発期間を低減させることが,より困難な状況となっている.更に通信キャリアのネットワークは社会の基礎的なインフラであり,重要なライフラインとしての信頼性や安全性を維持する必要があるため,サービス品質の低下につながるような,不用意な開発コストの削減や開発期間の短縮は避けなくてはならない.本論文では通信キャリアのネットワークシステムに代表される,大規模で且つ信頼性・安全性・継続性が要求されるようなソフトウェアの開発において,開発コストや開発期間を増加させる事なく公衆網での継続的安定運用の担保を実現する開発手法を提案する.そして,大規模かつ信頼性・安全性・継続性に対する要件をもつNGNを事例として取り上げ,これに本提案手法を適用した結果を報告する.