符号化を用いた3元ASKコヒーレント状態信号の対称化

田中 美波  大橋 あすか  高比良 宗一  臼田 毅  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.11   pp.978-987
発行日: 2018/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBP3065
論文種別: 論文
専門分野: 基礎理論
キーワード: 
量子情報理論,  量子通信,  群共変的信号,  ASK変調,  

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あらまし: 
量子通信システムの性能限界を明らかにすることは,量子通信の優位性を定量的に示す意味でも非常に重要である.この性能限界は,量子受信機の数学的記述である決定作用素の最適化によって得られるが,一般にその導出は非常に困難である.これまでに我々は,量子信号に対称性がある場合について,有限群の表現論などを使い,最適解を解析的に与えてきた.しかしながら,QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号やASK(Amplitude Shift Keying)信号など,応用上有用とされる非対称信号も数多く存在する.本研究では,符号化を用いることで非対称な量子信号を対称化する方法を提案する.本論文では,最も単純な非対称信号である3元ASKコヒーレント状態信号に対する具体的な対称化手法を示す.更に,より大規模な対称化された信号を得る手法を示し,具体例を与える.