脱炭素ニーズに応える電子通信エネルギー技術の方向性

野崎 洋介  正代 尊久  渡邉 茂道  杉田 敏  
(システム開発・ソフトウェア開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.11   pp.885-892
発行日: 2018/11/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2018EEI0002
論文種別: 招待論文 (新たな広がりを見せる電子通信エネルギー技術論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
脱炭素,  HVDC,  再生可能エネルギー,  VPP,  デマンドレスポンス,  パワーステーション,  

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あらまし: 
電子通信エネルギー技術は通信の信頼性を維持することを最優先としつつ,近年の省エネルギーニーズに応えるため,大容量高効率化を主眼に発展してきた.一方,ICTの爆発的な普及に伴い,地球温暖化問題を解決するため,脱炭素化の波が押し寄せている.本論文では,このような電子通信エネルギー技術をとりまく潮流を大容量高効率化の技術の変遷,脱炭素社会実現に向けたアプローチ,及びVPP (Virtual Power Plant)の必要性と電子通信エネルギー技術の新たな広がりの観点から議論し,本技術が社会基盤としての電子情報通信サービスの信頼性の確保のための技術からICT/IoT技術との融合により,再生可能エネルギーの導入を可能とし,脱炭素社会の電力の安定供給に貢献する基盤技術へと方向性を転換しつつあることを述べる.