異種ファイバ接続点近傍におけるファイバヒューズによる気泡間隔ゆらぎの観測

菅原 一茂  田辺 侑  野添 紗希  松井 隆  辻川 恭三  中島 和秀  黒河 賢二  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J101-B   No.10   pp.833-840
発行日: 2018/10/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2017JBP3059
論文種別: 論文
専門分野: 光ファイバ
キーワード: 
ファイバヒューズ,  気泡間隔,  ゆらぎ,  

本文: PDF(1.3MB)
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あらまし: 
分散シフトファイバ(DSF)と汎用シングルモードファイバ(SMF)の融着接続点近傍で,ファイバヒューズ伝搬時に形成される気泡列の気泡間隔にゆらぎが生じることを観測した.光源から見て融着接続点より遠方側(下流側)の部分で気泡間隔にゆらぎが生じたのに対し,上流側では気泡間隔は融着接続点のごく近傍でほぼ等間隔に収束し,下流側で見られたような気泡間隔のゆらぎは観測されないことがわかった.また,下流側で観測された気泡間隔ゆらぎは被覆が施されている箇所で急激に減衰し,気泡間隔がほぼ等間隔に収束することがわかった.更にDSFとSMFの接続順序を変えても同様な結果が得られることがわかった.これらの結果を踏まえ,異種ファイバ接続時の接続損失に寄因したクラッドモードの伝搬によりコア部分の光パワーがファイバの長手方向で変動し,このパワー変動が気泡間隔ゆらぎを引き起こしていると推測できることがわかった.