ジョイン方式選択の精度向上を目指したデータベース問合せ処理におけるCPU処理コスト計算方法

田中 剛  石川 博  
(データ工学研究専門委員会推薦論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 D   Vol.J100-D   No.4   pp.485-499
発行日: 2017/04/01
Online ISSN: 1881-0225
論文種別: 特集論文 (データ工学と情報マネジメント論文特集)
専門分野: データベースシステム
キーワード: 
データベース,  クエリ最適化,  コスト計算,  TPC-H,  

本文: PDF(3.8MB)
>>論文を購入


あらまし: 
不揮発メモリの高速・大容量化技術の発展に伴い,ディスクI/O処理時間が削減され,CPU処理時間の割合が増大している.これまでのデータベースの最適化のためのコスト計算はHDDの応答時間に適合しているため,最適なジョイン方式を選択できない可能性がある.そのため,CPUコスト計算の精度を向上する必要がある.著者らは,CPUのパイプライン処理構造に着目した新たなCPU処理時間計算モデルを提案し,実際のジョイン処理のCPU動作解析結果をもとにCPU処理コスト計算式を作成した.提案したコスト計算式を評価したところ,従来のコスト計算方式よりも一桁高い精度でジョイン方式選択の精度が向上できることが確かめられた.その結果,最適なジョイン方式選択が可能になる見込みを得た.