部分領域反復解法に擬似4倍精度を用いたfull-wave電磁界解析

武居 周  水間 健仁  杉本 振一郎  桝井 晃基  荻野 正雄  

誌名
電子情報通信学会論文誌 C   Vol.J100-C   No.5   pp.182-191
公開日: 2017/04/12
Online ISSN: 1881-0217
論文種別: 特集論文 (エレクトロニクス分野におけるシミュレーション技術の進展論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
擬似4倍精度,  領域分割法,  有限要素法,  full-wave電磁界解析,  

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あらまし: 
Maxwell方程式の変位電流を考慮する有限要素法に基づくfull-wave電磁界解析は,解くべき方程式に不定性が含まれないものの,条件数が悪く共役勾配法などの反復法の収束性が極めて悪い.反復型領域分割法は,数100万〜数億要素の大規模問題に対して有効な並列化手法であるが,計算のボトルネックとなる領域間の釣り合い問題の求解性能向上のために,部分領域問題の解の精度を向上されることが必要となる.本研究では部分領域の解の精度を上げる手法として部分領域問題の反復解法に擬似4倍精度演算を導入することによって,部分領域問題に対する収束性の改善が確認された.また,領域間の釣り合い問題の反復回数を削減することに成功したので,本論文において報告する.