ディジタルコヒーレント方式による100 Gbps級光ファイバ伝送システムの研究開発

富澤 将人  尾中 寛  水落 隆司  福知 清  菊池 和朗  
(システム開発・ソフトウェア開発論文)

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J100-B   No.9   pp.602-610
発行日: 2017/09/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 招待論文 (100周年記念招待論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
コヒーレント光ファイバ通信,  ディジタル信号処理,  多値光変調,  適応等化,  

本文: FreePDF(1.4MB)


あらまし: 
近年,コヒーレント光通信技術とディジタル信号処理を融合させたディジタルコヒーレント光通信技術が実用化された.ディジタルコヒーレント光受信器を用いると,多値光変調,偏波多重,高密度波長多重によってスペクトル効率の大幅な向上が期待できる.また,受信端での適応等化により,光ファイバの波長分散や偏波モード分散などに起因する光信号の線形歪を,ほぼ完全に除去することができる.この技術を用いて,現在,1波長あたり100 Gbps,1ファイバあたりの総伝送容量7 Tbpsの光ネットワークが構築されるに至っている.本論文では,コヒーレント光通信技術の歴史を展望した後,ディジタルコヒーレント光通信技術の概要を述べ,この技術がもたらす可能性について議論する.