MU-MIMO-OFDM THPにおける周波数相関を用いたオーダリング処理コスト削減法

蛭間 信博  丸小 倫己  留場 宏道  小野寺 毅  前原 文明  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J100-B   No.8   pp.538-547
発行日: 2017/08/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: 無線通信技術
キーワード: 
MU-MIMO,  OFDM,  THP,  オーダリング,  周波数相関,  計算コスト,  

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あらまし: 
MU-MIMO THPの伝送特性のより一層の向上には,オーダリング処理の適用が極めて有効である.ところが,オーダリング処理は,送信ストリーム数に比例した逆行列演算を要するだけでなく,無線通信の高速化を実現すべくOFDMが適用されると,サブキャリヤごとの処理が必要となることから,計算コストの増大が懸念される.本論文では,MU-MIMO-OFDM THPを対象として,サブキャリヤごとのオーダリング処理に係る計算コストを周波数相関に基づき削減する方式を提案する.提案方式は,周波数相関が高い場合には,周辺のサブキャリヤにおおむね同様のオーダリング処理を施すことができることに着目し,MU-MIMO方式がそもそも有する伝搬路情報(CSI)から周波数相関を算出するとともに,その値に基づきオーダリング処理を行うサブキャリヤの間隔を決定するものである.また,本提案方式の有効性を検証すべく,全サブキャリヤに対してオーダリング処理を行う通常の方式を比較対象にとって,ビット誤り率(BER)特性と計算コストの観点から計算機シミュレーションにより評価する.