LAS測定法における供試装置の配置に関する理論的考察

篠塚 隆  藤井 勝巳  杉浦 行  和田 修己  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J100-B   No.8   pp.520-528
発行日: 2017/08/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: 電子通信エネルギー
キーワード: 
Large loop antenna,  LAS測定法,  妨害波測定,  EMI測定,  

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あらまし: 
30MHz以下の周波数帯の放射妨害波測定に使用するLAS(Loop antenna system)測定法について,電磁界解析ソフトを用いて基本特性とLAS測定法に適したEUTの大きさ,EUT配置,更に電源線等の影響を検討した.その結果,磁気的波源のEUTを+/-3dB以内の差違で再現性のあるLAS測定をするには,EUTの大きさを1m以内にすべきであることが判った.しかし,電気的波源のEUTでは,EUTの設置位置によって測定値が大きく変化するため,再現性の良い測定が困難である.また.CISPR規格の規定「EUTの接続線を伝搬する伝導妨害波が許容値を満す場合は,接続線の配置は重要ではない」は妥当ではないことが判った.更に,接続線に流れる不平衡電流がLAS測定に無視できない影響を与えることも明らかにした.