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光メトロ・アクセス統合型ネットワーク向け光アドホックネットワーク
伊佐治 義大 佐藤 丈博 岡本 聡 山中 直明 大木 英司
誌名
電子情報通信学会論文誌 B
Vol.J100-B
No.7
pp.469-479 発行日: 2017/07/01
Online ISSN: 1881-0209
DOI: 10.14923/transcomj.2016WFP0003
論文種別: 特集論文 (未来を切り拓く若手論文特集) 専門分野: 光ファイバ伝送 キーワード: 光アドホックネットワーク, アクセスネットワーク, 故障救済, OLSR,
本文: PDF(2.7MB) >>論文を購入
あらまし:
エラスティック光アグリゲーションネットワーク(EλAN)では,災害等によるネットワーク故障発生時にアクティブ型のOptical Distribution Network (ODN)により柔軟にアクセスパスを再構成し,他局舎のOptical Line Terminal (OLT)がOptical Network Unit (ONU)を再収容することで,接続性を回復するリストレーションが期待されている.しかし,多数の局舎が機能停止するような大規模災害時においては,OLTとONU間の距離制限によりアクセスパスが確立不可となる課題がある.そこで本論文では,上記の課題を解決するためのONU救済技術として,光アドホックネットワークを提案する.そしてONU救済率を評価するために提案方式をモデル化し,ONU救済率の解析式を導出する.災害環境を考慮した故障率を設定し,数値計算によりONU接続保持率を算出した.結果,東日本大震災を想定したONU接続保持率ではリストレーションと比較し最大で約35.7%のONU接続保持率の向上が期待できることが示された.
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