リム付き部分球状反射器を有する偏波共用アンテナの基本構造とその特性

木村 泰子  恵比根 佳雄  石川 義裕  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J100-B   No.4   pp.326-334
発行日: 2017/04/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
球状反射器,  偏波共用ダイポールアンテナ,  リム,  スモールセル,  

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あらまし: 
スループットの向上と無線容量の拡大を図るLTE-Advancedの実現のため,スモールセルの導入が重要となっている.本報告では,スモールセル用アンテナとしてリム付き部分球状反射器を有する偏波共用ダイポールアンテナを提案する.比較対象として平面反射板付きダイポールアンテナの解析を行い,次に提案構造の解析を行った.この結果,提案構造はダイポールアンテナとリムの縁に流れる電流の位相差は波長換算で0.5波長に近いことから,ダイポールアンテナの指向性がリムの縁において直交する面全体で打ち消すことを電流分布より明らかにした.この動作原理により,水平面内指向性の垂直偏波ビーム幅と水平偏波ビーム幅の差を小さくすることが可能となり,偏波間のビーム差が少ない指向性が得られることを示す.