複数共振素子を用いた広帯域直線-円偏波変換リフレクトアレー

東 大智  出口 博之  辻 幹男  

誌名
電子情報通信学会論文誌 B   Vol.J100-B   No.10   pp.880-887
発行日: 2017/10/01
Online ISSN: 1881-0209
論文種別: 論文
専門分野: アンテナ・伝搬
キーワード: 
リフレクトアレー,  偏波変換,  共振素子,  無限周期アレー,  

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あらまし: 
本論文では,直線-円偏波変換特性を有するリフレクトアレー共振素子を提案する.提案素子は,広帯域にわたり直線的かつ平行移動した反射位相特性を得ることができており,アンテナ開口面での波面制御を行うために必要となる360°の反射位相量を有している.更に,Ku帯において比帯域10%以上にわたり,二つの直交する直線偏波間で90±20°の反射位相差を有しており,良好な直線-円偏波変換特性を得ることができている.そして,提案素子の有効性を示すために,オフセット給電型単層リフレクトアレーをKu帯で設計・試作を行い,放射特性の数値的及び実験的評価を行った結果,1dB利得低下及び軸比2以下となる比帯域はそれぞれ,13.3%, 46.2%となり,良好な円偏波変換特性が得られることを確認し,偏波変換素子としての有用性を示している.