視線計測による”歩きスマホ”時の視覚特性と歩行への影響

尾林 史章  小塚 一宏  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J100-A   No.9   pp.338-345
発行日: 2017/09/01
Online ISSN: 1881-0195
論文種別: 論文
専門分野: 高度交通システム(ITS)
キーワード: 
歩行者,  スマートフォン,  視線計測,  集中,  歩きスマホ,  

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あらまし: 
スマートフォンの急速な普及とともに,歩行中にスマートフォンを使用する“歩きスマホ”が場所を問わず見られるようになってきた.歩行者が行き交う横断歩道や駅のホームなどの場面では歩行者同士等の事故や事件が発生しており,社会的な課題となってきた.そこで,視線計測により“歩きスマホ”時の視覚特性と歩行への影響を調べる実験を,名古屋市の繁華街にある交差点の横断歩道で実施した.ツイッターなどSNSを行うと視線は画面に集中し周囲にほとんど目を向けないこと,通話の場合は左右方向への視線移動範囲が狭くなるとともにいわゆる“上の空”状態で周囲の認識が疎かになるなどの影響を生じることが分かった.