フィードバック構造を利用したアダプティブアレーによる適応ビーム形成

岩崎 翔  市毛 弘一  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J100-A   No.1   pp.70-78
発行日: 2017/01/01
Online ISSN: 1881-0195
論文種別: 論文
専門分野: ディジタル信号処理
キーワード: 
アダプティブアレー,  フィードバック構造,  適応ビーム形成,  IIRフィルタ,  

本文: PDF(818.7KB)
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あらまし: 
本論文では,所望信号に対しての空間遅延情報とフィードバック構造を利用したアダプティブアレーシステムを提案し,その適応ビーム形成性能を評価する.適応ビーム形成は,空間領域におけるフィードフォワード操作すなわちFIR (Finite Impulse Response)フィルタリングと捉えられる.これに対して,空間領域でのIIR構造によるアプローチが考えられるが,空間方向の遅延素子が存在しないことから実現は困難である.本論文では,FIR型のアダプティブアレーの出力信号がほぼ所望信号のみであると捉えられる点に着目して,所望波に対しての空間遅延を利用したフィードバック構造を検討する.提案するアダプティブアレーシステムの性能は,シミュレーション及び計算量の分析により評価される.