非言語情報に基づくグループ議論における重要発言の推定―グループ議論の要約生成に向けて―

二瓶 芙巳雄  高瀬 裕  中野 有紀子  

誌名
電子情報通信学会論文誌 A   Vol.J100-A   No.1   pp.34-44
発行日: 2017/01/01
Online ISSN: 1881-0195
論文種別: 特集論文 (ヒューマンコミュニケーション〜ヒト・モノ・コトのつながりをデザインするコミュニケーション技術〜論文特集)
専門分野: 
キーワード: 
概略化に寄与する重要発言,  共起関係,  グループ議論,  非言語行動,  

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あらまし: 
グループ議論は多様な目的で広く利用され,議論された結果や過程は将来的に有用な資源になりうるが,そのためには,議論を自動的に要約する技術が必要である.そこで本研究では,グループ議論対話コーパスを分析し,概略化に寄与する重要発言,すなわち議論の要約に含めるべき発言を,議論参加者の注視行動,頭部動作,韻律情報といった非言語行動,更にそれらの共起関係から推定する2値分類モデルを提案する.発言の重要度に応じて複数のモデルを作成した結果,6割の評価者が一致して重要であると判断する発言をF値0.700,再現率では約0.7の性能で検出できた.提案モデルにより議論時間長を45%に短縮した要約の生成が可能であり,加えて自動的に抽出される情報のみを用いているモデルであるため,将来的にはシステム化も可能である.